基本情報、インフラエンジニアに厳しくない?
今回は少し暴論です。
基本情報技術者試験、文系かつインフラ(NW)しかやってきていない人には結構難しいのでは?と思っています。
私の学力が足りていないだけなのかもしれないですが。私のスペック
まあどこにでもいるような平平凡凡、むしろ学歴としては底辺に近いです。
- 地方私大卒
- 文系(経営学部)
- 理系科目無理
- 通信キャリアで24/365稼働の法人向けNW運用保守
- 現在クラウドエンジニア(設計)
なぜ難しいと思うのか
新卒や数年インフラエンジニアとして働く中で携わる、使うようなものがほぼほぼ出てこないからです。
今はクラウドをやっていますが、もともとは夜勤ありのNW運用保守窓口にいました。
(元々インフラエンジニアやろうと思っていたわけではないのですが。)
当初の業務でやっていたことといえば、
- 障害切り分け
- 顧客への障害報告
- 復旧作業
こんなもの。
- NWの基礎理解(CCNAくらい)
- なんとなくサーバ、MW知ってる程度の理解
- 電話応対
使う知識、スキルとしてもこの程度でした。
基本情報で問われるもののごく一部しか業務でやらないから勉強する量が他エンジニアよりも多いのでは?と思います。
基本情報で出る問題
基本情報でよく出る問題を見てみます。
午前試験
- アローダイヤグラム
- 稼働率計算
- 論理回路
- リピータ、ブリッジ、ルータ
- SQL SELECT文
- 工数計算
- 伝送時間
- 著作権
- MIPS
- エンタープライズアーキテクチャについて
はい。上位10項目のうち2つしか出てきません。
伝送時間も一応分かるかな?程度で拾っているのでほぼ1つと言っても誤りではないかと思います。
アローダイヤグラム、工数計算等は上流工程やマネジメントラインにならないと触れる機会などまずありません。
論理回路やSQL、MIPSなど知らなくても運用保守くらいならできてしまいます。業務で気にしたことは一度もないです。
午後試験
必須問題として疑似言語、プログラム言語なるものがあります。
疑似言語が難しい!一番の難所!とかそいういうのはいいんです。皆共通なので。
プログラム言語の選択がどれとかなんでもいいです。お好きに選びましょう。
NWしかみてきていない我々にとってはプログラム組むこと自体が経験ないんです。
これらがを避けることが叶わないのが私の思う基本情報がネットワーク畑にとって難しいということですね。
ネットワークの問題選択できる件について
「ネットワークの問題選べるからいいじゃん」
そんなことはありません。傾向が無いので他選択問題よりはるかに対策しづらいです。
そのうえ計算問題が多く、文系卒には大きな壁となります。
文系卒に限らず計算ミスの可能性もはらむので選びたくないところになってしまっています。
どうにかして突破するためには
午前試験
午前試験については簡単です。
過去問道場をひたすらやり続けましょう。似たような問題がかなり出てきます。
600問くらい適当にこなしてください。
それと並行して、翔泳社の出るとこだけ!を一通り読みましょう。
個人的には流行りのキタミ式よりも好みです。
ふーん。程度の理解で十分です。
ポイントは並行してやること。これだけで定着率が良くなります。
午後試験
ここが一番キツイです。
どこに注力して勉強するか、が大事になってきます。
- SQL
- セキュリティ関連
- python
この3点を重点的にやりましょう。
特にSQLは午前試験でもかなりの頻度で出てくるので、早いうちから手を付けておくと午後試験でも学んだことが活かせるのでおすすめです。
pythonについて、まずは試験合格を目指すのであれば下記の過去問集が役立ちます。
pythonの概要も記載されていますし、網羅性が高いと感じます。
可能であればPythonの基礎学習は個別でやっておくといいかもしれないです。
ここはお金をかける必要はなく、東大や京大から無料で見れる資料が展開されているのでぜひ活用しましょう!